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hoinuについて

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目次

当サイト「hoinu.com」は、旅の記録、思索、技術、そしてことばをゆるやかに綴っていく、静かな発信の場です。ときに遠くへ、ときに深く。そんな往復を記録するように、少しずつ言葉を置いています。

ほいぬ、という名前について

このサイトの名前「hoinu (ほいぬ) 」は、アイヌ語に由来する音の響きから着想を得ています。また、hoinuは「エゾテン」という動物にも重ねています。警戒心が強く、森の中でひっそりと生きながらも、一度狩りとなれば鋭い身のこなしで獲物を逃さない。見た目は愛らしいが、実はかなり凶暴なハンター。そんな性質が、情報や知識に対して敏感に反応し、探究心をもって深く潜っていくこのサイトの在り方に重なります。

やわらかい響きのなかに、静かな強さを。そんな意味を込めて「hoinu」という名前を選びました。

書いている人について

このサイトを書いているのは、旅と学びと技術を行き来しながら暮らしている人間です。旅行が好きで、見知らぬ街の空気を吸ったり、現地の人と話したり、地図を見てルートを考える時間がたまらなく好きです。

一方で、コンピュータ関連にも強い関心があります。無機質で論理的な世界の中に、ふと「人間らしさ」が滲む瞬間があって、そういうところに惹かれます。

このサイトは、そんな複数の関心ごとがぶつかり合ったり、混ざりあったりする場所です。きれいに整った情報ではないかもしれませんが、自分のなかにある「好き」を自分の言葉で形にしておきたい。そんな思いで、少しずつ書いています。

サイトの構成について

現在、hoinu.comは大きく3つのカテゴリで構成されています。

  • さばっこ: サーバやネットワーク、インフラに関する知識や実践の記録をまとめています。名前の由来は「サーバ」+「っこ」 (こども) 的な軽やかさから。やや専門的な内容もありますが、自分用のメモと同時に、誰かのヒントになればという思いで書いています。
  • たびパズル: 旅行の準備、移動手段、ルートの組み立て、費用の比較など、旅をパズルのように組み立てる楽しみを記録する場所です。観光案内ではなく、「どのように旅をつくるか」というプロセスに焦点を当てています。
  • すきま帖: 日々の暮らしのなかでふと立ち止まった瞬間、小さな違和感や気づき、言葉にするほどでもないけれど残しておきたい感情──そうしたものを集めたカテゴリです。大きなテーマではなく、「すきま」のような感覚に名前を与えたかった。「すきま帖」は、実用性や情報発信とは少し違う、静かで個人的な記録です。けれどそこには、ある種の誠実さや、世界との向き合い方が滲み出ると信じています。

すべてを完璧に更新し続けることはできませんが、自分のペースで、自分の時間を大切にしながら、少しずつ書き足していく予定です。

書くことについて

「読む」よりも「書く」ことに重きを置いています。誰かに読まれることももちろん嬉しいですが、それ以上に「言葉にすること」で自分が考えていることに気づく感覚を大切にしています。

書いているうちに、自分が何に惹かれているのか、なぜそれを面白いと感じたのか、そうしたことが少しずつ輪郭をもって現れてきます。その輪郭の曖昧さすら、ここではそのままにしておこうと思っています。

この場所は、情報を届けるというよりも、思いを滲ませるための場所です。SNSのような瞬間性よりも、ブログのようにじっくりと、時間をかけて何かが染み込んでいくような空間にしていきたいと思っています。

最後に

もしここにある言葉のなかに、どこか引っかかるものや、ほっとするものがあったなら、それはとても嬉しいことです。

この場所が誰かの役に立つかどうかは分かりません。でも、自分にとっては、静かに言葉を置いておける「居場所」のようなものであり、それが誰かとすれ違うように交差していくのなら、それはすてきな偶然だなと思います。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

著者
hoinu
旅行、技術、日常の観察を中心に、学びや記録として文章を残しています。日々の気づきや関心ごとを、自分の視点で丁寧に言葉を選びながら綴っています。