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  1. すきま帖/

「いつか使う」は永遠に来ない: 保存のクセを手放す方法

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目次

とりあえず保存して安心してない?

リンク、PDF、参考資料。見つけた瞬間に「これは良さそう」と思って、ついブックマークやダウンロードしてしまう。

でも、あとで使った記憶は…たぶん、ほとんどない。「いつか使うだろう」は、“使わない前提”とほぼ同じ意味だったと、最近ようやく気づいてきた。

保存が目的になっていないか?

「消えてしまうかも」

「あとで見返したい」

「一応とっておこう」

そのどれもが悪いわけじゃないけれど、気づけばフォルダは未整理のファイルだらけ。中身は見ないけど、なぜか「ある」というだけで安心してる。

でもそれ、安心じゃなくて“情報の幽霊屋敷” みたいなものかもしれない。

なぜ人は保存したくなるのか?

  • 不安: 「失ったらどうしよう」
  • : 「賢くなりたい、役立てたい」
  • 完璧主義: 「全部揃っていたい」

どれもわかる。自分にもある。でも本当に大事なのは、「今、必要か」「今、使えるか」なんじゃないかと思うようになった。

保存しすぎないための小さな習慣

1. 保存する前に「今見るか?」と問う

  • 今読む気がないなら、保存しない。
  • 読む気があるなら、今すぐ3分だけでも目を通す。

2. 保存するときは「タグ」より「理由」を残す

  • 例: 「この記事を保存するのは、○○に悩んでいるから」
  • 保存の意図を1行書くだけで、あとで見返したときにブレない。

3. 週1回「保存して使ってないもの」を整理する

  • 見ていないPDF、リンク、メモをざっと眺めて削除。
  • 「取っておいて安心」のまま古びたものは、もう不要。

4. そもそも保存しない前提で情報に向き合う

  • 本当に重要なら、必ずまた出会う。
  • 信じて保存しない。その潔さが、情報とのいい距離感をつくる。

情報を「貯める」より、「使える状態で残す」こと

大量の保存は、整理しないとすぐにゴミと化す。

逆に、選び抜いた1つがあれば、それで十分ということも多い。

情報も、モノも、人間関係も、「いつか使うかも」より、「いま大事にできるか」。

そんなふうに考えるようになってから、保存フォルダが軽くなった。 そして、自分の頭も少しだけ軽くなったような気がしている。

hoinu
著者
hoinu
旅行、技術、日常の観察を中心に、学びや記録として文章を残しています。日々の気づきや関心ごとを、自分の視点で丁寧に言葉を選びながら綴っています。

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