アメリカの長距離寝台列車に乗ってみたかった。Amtrakの Empire Builder号でシアトルからシカゴまで、45時間・3,550kmを乗り通した。

予約

Amtrakのサイトから予約する。乗車駅はSeattle King Street Station、降車駅はChicago Union Station。検索結果に乗継便が混ざることがあるので、直行便を選ぶこと。Empire Builderは毎日運転。

座席は大きく分けて座席車(Coach)と個室がある。個室はRoomette、Bedroom、Family Roomの3ランク。今回はRoometteを選んだ。クレジットカードで購入し、Eメールで乗車券を受け取る。

乗車数日前にアップグレードの入札メールが届くことがある。正規料金より安く上位クラスに変更できるが、すぐに埋まるため、希望する場合はメール受信後すぐに登録する必要がある。

乗車

出発の約1時間前にSeattle King Street Stationに到着。シアトル駅にはラウンジがないため、駅舎内のベンチで待った。出発の約20分前に改札が始まり、寝台車の乗客が先に案内される。改札時に係員から車両番号を言われるので、その車両の前に行くと車掌がいる。チケットを見せて乗車。

時間区間・場所移動手段・内容
16:55 → 16:45 (+2日)Seattle King Street Station → Chicago Union StationEmpire Builder(列車番号 8, 28)

Roomette

Roometteは2人用個室。下段は座席兼ベッド、上段は組み立て式のベッド。昼間は座席として使い、夜は車掌がベッドメイクしてくれる。コンセント、ライト付き。部屋にシャワーはなく、共用のシャワールームを使う。

寝台車の乗客はミネラルウォーターとコーヒーが飲み放題(車両入口付近に設置)。食堂車の食事も運賃に含まれている。

食堂車

出発後、食堂車の担当者が部屋に来て夕食の予約を取る。18時、19時、20時から選択。朝食と昼食は予約不要で直接食堂車に行く。

席は相席が基本。初日はステーキを注文した。前菜にエビフライ、メインのステーキ、デザート。列車内とは思えない量だった。相席の乗客との会話も食堂車の楽しみの一つだ。食後にチップをテーブルに置いて帰る。

2日目の夕食はチキン。3日目の朝食はフレンチトースト。毎食ボリュームがあり、昼食は2日とも食べられなかった。

シャワー

Roometteの場合は共用シャワールームを使う。前室で服を脱ぎ、シャワー室に入る構造。前室とシャワー室の間のドアが開きやすいことがあるため、前室には濡れて困るものを置かない方がいい。大きなゴミ袋を持参し、荷物や着替えを入れて防水した。

石鹸は備え付けがあるが、シャンプーはない。持参が必要。シャワーはボタンを押すとお湯が出る方式で、止まったら再度押す。車内に椅子があり、揺れの中でも安定して浴びられる。タオルは前室に大量にある。

長時間停車

数時間に1回程度、駅で長時間停車がある。外の空気を吸えるが、車両から離れると出発の合図が聞こえなくなるので注意。自分の車両から乗車しないと車掌の乗客確認に支障が出るため、他の車両から乗るのはNG。

車窓

市街地と駅周辺を除き、線路は大自然の中を走る。携帯電話が通じない区間も多いため、事前にスマートフォンにコンテンツをダウンロードしておくことを勧める。

途中のSpokane駅でポートランドからの28列車と連結し、以降はシカゴまで併結で走行する。

シカゴ到着

Amtrakは貨物列車との行き違いで大幅に遅れることがあるが、今回は定刻より少し早くChicago Union Stationに到着した。下車の際は車掌にチップを渡す。

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