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波照間島旅行記 ― フライト&フェリーで行く離島時間

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旅行記 飛行機 離島 アジア 東アジア 日本 沖縄
目次

日本最南端の有人島である波照間島への旅行記をお届けします。現在は第一航空が新石垣空港-波照間空港間を運航していますが、当時は未就航で、新日本航空が期間限定のチャーター便を就航していたため、この期間に合わせて訪問しました。

東京→石垣

先述のとおり波照間空港へは定期便は就航していないため、石垣から船で訪れるのが一般的です。

まずは羽田空港から石垣空港へ向かいました。費用の関係で、今回はJALとJTA(日本トランスオーシャン航空)を利用して那覇経由で向かいました。

  1. 1. 羽田空港[06:20] → 那覇空港[09:05]

    JAL901便

那覇空港では、1時間以上待ち時間があったため、「大東寿司」と「キビまる豚のカツサンド」を購入しました。 大東寿司は安定の美味しさですが、時間帯によっては売り切れていることもあるため、売り切れる前に購入できてよかったです。

  1. 2. 那覇空港[10:50] → 新石垣空港[11:55]

    JTA607便

石垣空港まではジンベイジェットでした。

  1. 3. 石垣空港[12:00] → 石垣港離島ターミナル[12:32]

    東運輸(バス) 4系統. 540円

石垣空港からはバスに約30分ほど乗車し、石垣港離島ターミナルへ向かいました。

今回は石垣港で少し時間があったので、石垣周辺の離島も訪問しました。こちらは別の記事を執筆予定です。

石垣港→波照間島

  1. 4. 石垣港[14:30] → 波照間港[15:50]

    安栄観光. 4,070円

いよいよ、石垣港から船で波照間島へ向かいます。

波照間航路は揺れが大きいことで有名で、チケットを買った際にこのような注意書きをもらうほどでした。私は酔いやすく心配だったため、石垣港の売店で酔い止めを購入しました。酔わないために空腹は避けたいと思い、売店で島味噌チキンカツおにぎりも買いました。沖縄のおにぎりは具がいっぱい入っていておいしいですよね。

あっという間に乗船時刻になりました。波照間便の船は大きい「ぱいじま2」と小さい船と2種類あり、小さい船は特に揺れが大きいとの事でした。この日は、3便中、1便目と私が乗った3便目がぱいじま2で、2便目は小さい船でした。

船内は、乗客が多くないためか座席の前半分はロープで立入禁止になっていました。船内には嘔吐袋と思わしきものが用意されていたのも記憶に残っています。石垣港を出てしばらくすると、外海を通るため揺れが大きくなります。酔う前に寝たいと思い、スマホなどはいじらずに、目を瞑って寝ていました。途中少し目が覚めましたが、殆どの時間を寝て波照間島に到着しました。

波照間の周辺は天気が良かったこともあり、とてもきれいな空と海の色が印象的でした。やっぱり離島っていいなぁと思う瞬間です。飛行機ですぐに来れない島だからこそ、到達したときの感慨もひとしおでした。

波照間港には今回宿泊する宿「オーシャンズ」の方が迎えに来てくれていました。波照間の旅行客は、この船でしか来ようがないため、船が発着する時間帯は他の宿も含めての送迎の車で賑わいます。無事に宿に入りチェックインをしました。

  1. 5. ホテルオーシャンズ

    朝食付き。7,700円

波照間島の観光

宿のレンタサイクルで観光しました。まずは一番行きたかった日本最南端の碑を目指します。さとうきび畑の中を風を切って自転車で移動するのはとても気持ちいいです。

宿からは自転車で20分ほどで到着しました。南北に約3000キロある日本の中で到達できる中で1番南側に来れたことが感慨深いです。緯度はおよそ24.06度くらいです。以前、北海道の宗谷岬、納沙布岬に行きましたが、これで北・東・南は制覇です。

その後は砂浜が綺麗な海岸「ニシ浜」に行きました。最南端の碑からはちょうど島の反対側ですが、集落を通って約30分強でした。途中で通る殆どのものが日本最南端で、もちろん郵便局も最南端です。

交通安全の看板は難しくて分かりませんでしたが、安全運転でニシ浜へ向かいます。暑すぎない気温でしたので自転車での移動も苦ではありませんでした。道中には、牛などもいました。

ニシ浜は白い砂浜と青い海のコントラストがとても綺麗でした。

集落に戻り、商店を訪問しました。小さな商店ながらも、生鮮食品やお弁当、お菓子など色々なものが取り揃えてありました。集落の中心付近にある「名石共同売店」とやや東側の「南共同売店」、西側の「まるま売店」に行きました。

ホテルには夕飯が付いていないことが一般的なようで外で食べるように言われました。フェリーに乗る前に食事をしており、夕飯は商店で買ったお弁当とお菓子で済ませました。商店で購入したご当地アイスも美味でした。

宿の部屋にはきれいなシャワーも付いていて、良い意味で離島の概念を覆されました。

自転車でたくさん移動した疲れもあってぐっすり眠り、翌朝を迎えました。宿で朝食をいただきました。宿の朝食って色々なおかずがあって美味しいですよね。食後は少し早いですが、チェックアウトして帰路につきました。

今回は船ではなく、チャーター便で波照間空港から新石垣空港まで向かいます。空港までは宿の方に送迎していただきました。セスナで石垣に飛ぶと言ったところ、宿の方もいいなぁと言ってくれました。私もこんな機会でなければチャーターなどできないので本当にラッキーです。

波照間空港→新石垣空港

  1. 6. 波照間空港[08:45] → 新石垣空港[09:15]

    新日本航空チャーター便. 11,000円

セスナ機は、前後2人ずつの最大4名搭乗可能で、1人はパイロットであるため、乗客は3人までです。数も限られているため、チャーター便の予約が埋まらないか心配でしたが、私の乗った便は他の方がおらず、まさかの貸切でした。空港に常駐している方はおらず、パイロットの方が手続きや保安検査を行ってくれました。私が利用した前後数日間このチャーター便が就航しているとのことで、パイロットの方はこの期間はこの路線をずっと飛んでいるとの事でした。

あっという間に波照間空港を離陸し、途中は昨日船で通った大海原を上から眺めることができました。西表島や竹富島も眺めながら、約30分の飛行で石垣島へ到着しました。

当然ボーディングブリッジもないため、飛行機まで係の方に車で迎えに来ていただき、制限エリアを出て、空港の入口付近で解散となりました。

石垣→東京

  1. 7. 新石垣空港[12:15] → 羽田空港[14:50]

    ANA 90便

最後に、新石垣空港で島寿司「ミーバイの漬けにぎり」を食べました。那覇の大東寿司は何度も食べたことがありましたが、こちらは初めてでした。ピリ辛で美味しかったです。

石垣からはANAの便で羽田に帰りました。1泊2日の短い旅でしたが、波照間島の綺麗な自然と普段は利用できない空港・貸切でのフライトで大満足でした。

現在は第一航空が石垣-波照間を結ぶ便を就航させているので、訪問のハードルは下がったかと思います。ぜひ訪問してみてください。

hoinu
著者
hoinu
旅行、技術、日常の観察を中心に、学びや記録として文章を残しています。日々の気づきや関心ごとを、自分の視点で丁寧に言葉を選びながら綴っています。

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